the dadadadys (許)

NOTES

the dadadadysが、新たにギタリストの儀間陽柄(ex.ヤングオオハラ)を正式に迎え5人編成に。
3/22(水)に6曲入り配信限定EP「だ」と「da」の2タイトルを同時にリリース。
併せてワンマンライブと全国ツアーも開催決定。

 

昨年1月26日、ボーカルギターの小池貞利、ベースの佐藤健一郎、ドラムのyucco(ex.2)の3人編成で始まったバンドは、同年4月にギタリストの山岡錬が加入。5人のヒーローが戦う「戦隊もの」みたいなバンドがやりたいと公言していた小池だが、ライブやレコーディングにサポートギターとして参加していた儀間陽柄(ex.ヤングオオハラ)を正式メンバーに迎え、バンド結成からちょうど一年の歳月を経て念願の5人編成となる。

 

前述の「戦隊もの」みたいなロックバンドの存在はおそらく時代錯誤であろう。ロックよりもヒップホップが音楽シーンを席巻し、イントロやギターソロが「ダルい」と一蹴され、サビ始まりの楽曲が溢れる2023年の時代背景を無視した最低で最高な2タイトルの傑作を世に放つ。

 

EP「だ」は、西海岸のポップパンク風なリード曲「(許)」(※読み ゆるす)から始まり、「にんにんにんじゃ」「あっ!」と、どストレートなパンクチューンがつづき、「♡」(※読み ハート)はノスタルジーを感じさせるカントリーサウンド。先行シングル曲「らぶりありてぃ」をはさみ、地球最後はこんな夜がいいなと歌う「東日暮里5丁目19-1」で幕をとじる。

 

EP「da」は、ライブの即興セッションから生まれた「anthem」から始まり、「nantekotta」「gesewa」と小池の高速フロウがとにかく際立つ。ファストチューンの「harikiri samurai」「k.a.i.k.a.n」とつづき、ラストは和製FUGAZIのようなエモーショナルな楽曲「waiting for us.」でEP全体に余韻を残す。

 

最低で最高。0点と100点。不器用すぎて、器用。心地悪くて、心地良い。バカすぎて天才。といったよくわからない曖昧さとバカな表現が今作にはふさわしく、the dadadadysなりのロックを体現している作品に仕上がった。

CD INFORMATION

配信EP「だ」
2023.03.22Release

【収録曲】
1.(許)
2.にんにんにんじゃ
3.あっ!
4.♡
5.らぶりありてぃ
6.東日暮里5丁目19-1

 

「あっ!」MV

 

「(許)」MV

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配信EP「da」
2023.03.22Release

【収録曲】
1.anthem
2.nantekotta
3.gesewa
4.harikiri samurai
5.k.a.i.k.a.n
6.waiting for us.

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両A面配信SINGLE
「らぶりありてぃ/k.a.i.k.a.n」
2022.11.09 Release

 

「k.a.i.k.a.n」MV

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