これまでほとんど交わることがなかった前野健太と志磨遼平の2人が昨年、対談を通して予想以上に意気投合。そして2018年に満を持して、ガブリ四つに組んだ東名阪ツーマンライブが決定。前野からのラブコールを受け、ドレスコーズはゲストアクトとして招かれるのではなく、全力を注いでの対バンツアーとして承諾。どちらが先に登場するかも含め、火花散る「対バン」3本勝負へと発展しました。
前野健太は「サクラ」ツアーでバンドとしての進化を遂げたバンド編成（伊賀航、石橋英子、ジム・オルーク、ジョー・タリア）。毎度編成を変えながら活動を続けるドレスコーズがどんなメンバーで迎え撃つかもご期待ください。

ただ2つのバンドが演奏するだけには決して終わらない。個性際立つ2アーティストがぶつかり合った末に見える光景は、このツアーでしか体験できないでしょう。＜ざくろ＞の花言葉は「円熟した優美」。熟した実は歌となり今秋、いよいよ収穫される。

[前野健太コメント]

最近、犬の遠吠えを聞かない！
最近、犬の遠吠えを聞かない！
最近、犬の遠吠えを聞かない！

志磨さんに声をかけたのは彼が狂犬だから。
業みたいなマントを背負って吠えていた、十年前。
闇を突き刺して何かを散らしていた。
あん時のヨダレ、まだかわいてないよね。志磨さん。

[ドレスコーズ(志磨遼平)コメント]

前野くんと出会ったのはもう十年近く前でしょうか。
その才能や映画『ライブテープ』のことなんかが話題で、
ぼくはずいぶん嫉妬していたものでした。
今思えば、いつかこうなる、
ってわかっていた気もするけれど、
自然とそうなるまでぼくらは口も聞かなかった。
十年なんて一瞬です。
その間になにがあったかなんてどうだっていいから、
一緒に少し旅をしませんか。
そしたらすべてわかるから。
あなたがどんな人かも、
ぼくがどんな男かも。